路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『小手風土記』を現代仮名遣いにする26小嶋村及び奥付

26、小嶋村(おじまむら)及び奥付一、[十九社内]植田社御霊宮 神主菅野因幡守 御手洗、その滴り数反の公田を潤す。 鳥居 階十二枚 長床 本社 祭所 天御中主命(あまのみなかぬしのみこと)(*1)一、薬師堂 近年梅松寺となる 地主高橋源右エ門 三州鳳来…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする25下手渡村

25、下手渡村(しもてどむら)(註1)一、熊野宮[不納六畝廿五歩] 菅野助太夫 鳥居階 松数株あり 祭所 伊弉並尊 事解男神 速玉男神一、亀居館(註2)上杉家臣 手渡周防の居城なり(大内周防と云いし者か)。 漆久保 上代 寺久保(*1)一、小手廿八番札…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする24上手渡村

24、上手渡村(かみてどむら)一、[小手十九社]甑敷(こしき)大明神 渡部薩摩守(*1) 祭所 天児屋根命なり。久代甑敷内より光輝きて託宣あるによりて鎮座すと云々。この手渡村にて今に甑敷を用いざるはこの謂れなりとぞ。 遠鳥居[松二本有り] ここを鳥…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする23下糠田村

23、下糠田村(註1)一、赤城大明神[小手十九社] 神主伊藤讃岐守 土御門御宇 元久年中遷座という 祭所 経津主神(ふつぬしのかみ) 元文二年[丁巳]正一位神階(*1) 当社は専ら武運長久の弓箭の御守神なり。神徳の広大なる事なかなか拙き筆に書きちらさ…