路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『小手風土記』を現代仮名遣いにする20御代田村

20、御代田村(みよだむら)(註1)一、[小手十九社内]宇賀神(うかのかみ) 祭所 稲倉魂命(うかたまのみこと)(*1) 遠江国(とおとうみのくに)長上郡(ながかみのこおり)大歳社をゆえありてここに遷座すと云う。大歳神は鶴と化して稲の実を含んで…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする19大波村

19、大波村(註1)一、水雲大明神(註2) 小手十九社[小手十九社にあらず](註3) 石橋 鳥居 階六十七段 祭所 瓊々杵尊(ににぎのみこと)国常立尊(くにのとこたちのみこと)建御方主神(たけみかたぬしのかみ)(*1) 伊達家麾臣下 再興舘主大波伊…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする18下小国村

18下小国村一、熊野大権現 [兼帯]木村美濃守 祭所 伊弉冉尊(いざなみのみこと)事解男神(ことさかのおのかみ)速玉男神(はやたまのおのかみ)(*1) 風呂 照内一、八幡宮一、観音堂 石燈籠二基 高屋敷一、愛宕山大権現 松数株あり 山峯一、舘 往昔大…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする17上小国村

17、上小国村(註1)一、熊野三所大権現(註2) 上下両村鎮守 神主千葉主水 小手十九社 祭所 伊弉並尊 事解男(コトサカヲノ)神 速玉男神一、小手地蔵詣第九番地蔵堂[字山の神」 地主丑太郎 神田 水の脇 高橋 天上(註3)[坂あり] 山神 杉山 妙田 北 …

『小手風土記』を現代仮名遣いにする16秋山村

当郡南に一邑有りて川俣と謂うなり。まさに二川の流れ街中に合す。是、小手庄二十六郷庶民儈合県の魁なり。また近邑は絹機(きぬはた)をもって渾(ふる)う。業となすその織り出す品類は綾(あやぎぬ)において巧み、至って繊縠(せんこく)なるは豪貴の襟…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする15小神村

15、小神村一、小手十九社春日大明神 鳥居階 往昔、天兒屋根命(あめのこやねのみこと)この山の木の上に影向(ようごう)ならせ給うゆえに木上山と云う。その後文字を小神と改め村名となれり。(*1) 御山は松杉の古木枝を垂れ繁昌の社地なりけり。例祭…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする14羽田村

14、羽田村一、春日神社 小手十九社 寛弘二年[乙巳]大和国南都春日勧請 寛文九年[酉]造営 宝暦八[戊]年宮造営 元和六年[庚申]吉田家老権之進、鈴鹿治左衛門、始めて奥州に下向有りて神社御改、その砌、故有りて菅野氏を改めて吉田氏を賜る。(*1) 元文…

『小手風土記』を現代仮名遣いにする13青木村

13、青木村一、男出神大明神 小手十九社 鳥居額惣鎮守 小手神大明神[玄石書]階八十五枚 雷神風神門碑銘 奉寄進階建立延享三[丙寅]天八月朔日 手水石 拝殿 本社 末社疱瘡神[祭所 稲背脛命(いなせはぎのみこと)]例祭八月朔日より三日迄 一社両神主 斎藤左…