路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

2018-01-01から1年間の記事一覧

11月にアリアケスミレ

町なかの空地にアリアケスミレが20株以上咲いていた。 山の麓にはホトケノザの花もいくつかあり、 カラスノエンドウに似た草の新芽が多数、10センチ丈に蔓先端を斜上させてもいる。 今が十月小春なるらん。

11月にスミレ咲く

町なかの電柱の根元に花弁を開いた。 葉柄に翼明瞭、ノジスミレでなくスミレだろう。 隣の花茎は閉鎖花から生じて三角に太った実をつけていた。 先週に最低気温5度最高気温11度の日もあったけれど、この数日は暖かめ、最低気温10度以上、最高気温16度…

春日神社の話、補足

二年前、町の春日神社について書いた、これはその補足。 1、白澤や青面金剛が三眼であると述べた。 昨年、岡倉天心『東洋の理想』日本語訳を読んでいたところ次の記述に会った。 「サマーディ(三昧)の神、動かざるもの、すなわち不動は、シヴァ神のおそろ…

ウメガサソウ、タニギキョウ

私は初めて見た。ウメガサソウ。 草丈は10cm、花は1cmほど。 一昨日の晴天、最高気温も25度と五月の心地良さが戻った日だった。 葉と花の形からイチヤクソウの仲間と見当をつけたが、茎の色が茶色味を帯び、木質化する潅木かもしれない、そんなことを考…

石牟礼道子氏の訃報あり

個人感情。 氏と知人でもないけれど、私の価値観において現代日本語散文の書き手として第一の人だ。 『苦海浄土』以来四十年以上のファンになる。 その文章が新たに紡ぎ出されぬことを痛恨とする。