路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

選挙制度変更案二つ

 酔眼朦朧、与太を述べる。

 選挙制度変更その1
 国政選挙においては投票者に現金千円を支給する。
 原資は政党交付金や文書交通費その他議員特典のすべてを剥奪して充当する。
 自民党は同意しなかろう。これをすれば投票率が私のヤマ勘で20%上がる。何々協会だの団体だの組合だのといった組織票を無効にする貧乏人の票が積み重なる。
 数年一度、千円の金額は預金に回す額ではない。多くはその日の消費に用いる。ゆえに地方振興など言って商品券を配るのと同等の価値を持つ。
「おれは金のため投票すんじゃねえ」という方には寄付箱を置きそれを自治体の収入と認めればよい。

 変更その2
 記名式とする。
 国会議員名を検索するとその者に投票した全員の氏名が開示される。
 そりゃもう、それじゃ困ると言う人の形は愚かな私でも数十パターンは思いつく。政治学者なら数千パターンも述べるだろう。
 したがって夢想に過ぎない。
 例えば議員が不祥事を起こしたとする、その責務を議員一人では償いきれない。その場合、投票者にも責務を分担させる。
 例えば原発を稼動したいという議員への投票者は核廃棄物処理施設に土地や金を提供する義務を負う。
 例えば、例えば……は他にもある。

 民主主義などたやすく錆びる。
 円安なら株高、そんなもの外から見ればコップ内の液体量に変わりないという話だ。
 質実国家を望む。