路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

マルバコンロンソウ、キケマン、カキドオシ、ヒトリシズカ

 昨日の写真から、山中ではなく麓の林道、田の畔で撮ったものを。

 マルバコンロンソウ。初見。
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イメージ 3 キケマン。


イメージ 4 カキドオシ。赤みと青みの両方あって遠目にスミレと思わせる大きさ。生命力ならこちらが上、斜面びっしりのところも見る。


イメージ 5 ヒトリシズカ。名前も好きだが葉の深緑に白い蕊が映え凛として崩れぬ佇まいを好む。この葉はしだいに水平に開くけれどだらしなさはない。


イメージ 6 このヒトリシズカの隣にヤマジノホトトギスが葉を出していた。


 今年の4月は異常、雪も2度あり先週また冬の寒さがあった。昨日登ったのは以前アップしたスミレの変異体、7枚花弁のアケボノスミレを見た山、毎年この時期に登る。登りは北斜面。
 昨年のメモは『4・29 ヒナ、エイザン、タチツボ、アケボノ。頂前、アカバエンレイソウ2株、白花蕾。頂、晴れ春霞、南面アケボノ多、ヒゴ1株』。昨日の山頂にスミレはなかった。
 山頂から南斜面へ下り、東側へ折れて道ない斜面を渡る。川の源流地。『ニリンソウ多、エンゴサク、エンレイソウ』先日、ニリンソウの繁茂写真を出せると言ったのはここを想定してのこと。ここもまだ花はない。昨年より一週遅れかもしれない。図鑑で見るような典型的なヒゴスミレも出る場所。そこから変異体アケボノのあった植林地へ出る。
 『植林地通行困難』成長した杉の枝葉は道を隠し棘の潅木がさらに塞ぐ。一昨年まであり昨年は無かったため今年は行くのを止めようと思っていたのだがやっぱり行ってしまった。棘に刺され服を破き、アホなもの。『マルバスミレ(毛なし)。アカタテハ。センボンヤリ春花多』とは麓のこと。昨日はやっとそこでニリンソウが咲いていた。

イメージ 7 麓の桜が満開だった。遅い春。

 おそらく昨年会った里山倶楽部の方が移植したのだろう水芭蕉
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