路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

#福島県

ワルナスビ、アメリカフウロ

冬なのに夏の花を提示する。私はボケている。 ワルナスビ。 黄色の葯が目立つ3センチほどの白い花。茎と葉裏の主脈に棘がある。 植物の棘は虫の食害防御に発生する。しかしこのワルナスビ、ヒト科のみならず家畜が食べても有害。 果実はミニトマトを細長く…

常泉寺山門下の子安観音はマリア観音と似ている

川俣町の仏像の話。 先日、観音堂の縁框に腰掛け一服していた折に管理者の方が掃除をするとて鍵を開けた。その時に像を見て以前新聞記事にあったマリア観音を思い出し写真に収めた。 川俣町の仏像の話。 先日、観音堂の縁框に腰掛け一服していた折に管理者の…

廃堂再訪再再訪、及び赤城神社

昨年11月、スミレの記事に併せ天井画のある堂宇の写真を載せた。 この堂は峠を下りたところ、広い田は作れない谷間に二十軒ほどが点在する小集落にある。昔からほとんどの家が養蚕をしていた。 今年1月半ば、そこを訪れた方から、堂には松飾りもあり現役…

11月にアリアケスミレ

町なかの空地にアリアケスミレが20株以上咲いていた。 山の麓にはホトケノザの花もいくつかあり、 カラスノエンドウに似た草の新芽が多数、10センチ丈に蔓先端を斜上させてもいる。 今が十月小春なるらん。

11月にスミレ咲く

町なかの電柱の根元に花弁を開いた。 葉柄に翼明瞭、ノジスミレでなくスミレだろう。 隣の花茎は閉鎖花から生じて三角に太った実をつけていた。 先週に最低気温5度最高気温11度の日もあったけれど、この数日は暖かめ、最低気温10度以上、最高気温16度…

春日神社の話、補足

二年前、町の春日神社について書いた、これはその補足。 1、白澤や青面金剛が三眼であると述べた。 昨年、岡倉天心『東洋の理想』日本語訳を読んでいたところ次の記述に会った。 「サマーディ(三昧)の神、動かざるもの、すなわち不動は、シヴァ神のおそろ…

ウメガサソウ、タニギキョウ

私は初めて見た。ウメガサソウ。 草丈は10cm、花は1cmほど。 一昨日の晴天、最高気温も25度と五月の心地良さが戻った日だった。 葉と花の形からイチヤクソウの仲間と見当をつけたが、茎の色が茶色味を帯び、木質化する潅木かもしれない、そんなことを考…

ギンイチモンジセセリ 不鮮明画像

図鑑を見たところギンイチモンジセセリは準絶滅危惧種とのこと。 あえて提示します。

町の選挙

言うも詮無いことながら、明日投票の町の選挙。 この程度選挙カーにて知る町の文化水準根性の汚れ 凡脳 5日間、無意味な連呼騒音に不快さは鬱積した。

二度咲きのカキツバタ

六菖十菊、遅かりし由良之助、六日の菖蒲十日の菊と俚諺にあるものの、十月の菖蒲と言わない。 ネット記事にいくつか見た。二度咲きは珍しいけれど稀有ではない。私は初めて見る。 葉の中央線は盛り上がらずハナショウブでなくカキツバタ、花の色は低質な腕…

川俣町の春日神社(白澤及び黄道二十八宿)

連想に任せて書いていたら無駄に長い文となった。論脈を整理できない頭の悪さを証明する。 きょうお尋ねしたいのは二点、お読みのあなたの身近に白澤像があるかどうか。また、黄道二十八宿を祀る神社があるかどうか、そしてそれが社殿の裏側に位置しているか…

川俣町議会が一時空転

感情表現をする。 民友新聞の記事。見出しは、 「車いすで発言許可巡り/町議会が一時空転」 記事は、 「……古川町長は、着座したままでの発言許可を申し入れたが議会側の対応が固まらず空転、再開が約4時間後となった。議会事務局などによると、古川町長は会…

鶯の声

ワンワンと吠える日本の犬はアメリカでバウワウと吠えるらしい。では日本でホーホケキョと鳴く鶯はアメリカでどう鳴くのか。英語に詳しい知人に尋ねたら知らないと言う。それもそのはず鶯は東アジアの鳥であった。 折口信夫『死者の書』十一章は鶯の声に始ま…

クリンソウ、ヤマブキソウ

クリンソウ きょう初めて歩いた谷間の最奥にこの花があった。木々の繁りに日照は少ない。紅白の斑ら花を輪生し、三段目はまだ蕾すでに実、根生葉は野菜になりそうな量感がある。初見。 家に戻り図鑑を調べサクラソウ科のクリンソウと知った。 ネット記事を数…

石原発言

この時刻ゆえ酩酊状態で述べる。 「最後は金目(かねめ)」は現代の常識だ。 マスコミがこぞって槍玉に挙げ、野党は問責動議を出し、こちらの知事だの町長だのは「県民の心を踏みにじる」「避難している人の心に寄り添ってほしい」とか、さも心外げに語る。 …

一瞬の激情

今日夜7時のNHKニュース、福島原発の汚染水洩れに関し、ブエノスアイレスでオリンピック招致に動く担当者が各IOC委員に「東京は安全」との手紙を出したとのこと。 ここで激情を発した。(その時の私の酒はまだ二杯目、現在は酩酊中。明日、新聞の活字…

ナワシロイチゴ、エビガライチゴ

ナワシロイチゴ。 エビガライチゴ。 上の2種は祖が同じと見え、開口の小さい花の形態がよく似ている。キイチゴ属ナワシロイチゴ節に学者は分類する。学者の皆様にお願いしたい。分類に際し理由も提示いただけないだろうか。若い頃、何で読んだか書名を忘れ…

川俣町議会が復興庁水野某を呼びつけることについて

中傷ツイートとニュースになりテレビと新聞で見た。 「左翼のクソどもからひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」 「感じるのは相手の知性の欠除に対する哀れみのみ」ets. 「欠除」は物を取り去る、(腫瘍を欠除する)など能動態に用いる語でこの文の場合は…

オオキンケイギク、トウゲブキ

当サイト、niga氏のブログにオオキンケイギクが在来種を圧迫する特定外来生物に指定されていると読んだ。 この季節、白い花のカミツレと黄色い花オオキンケイギクは草丈、立ち方、集まり方も似て、町の道端土手庭先あらゆるところに見る。(俺ぁ栽培品種なん…

コンロンソウ、カミツレ

コンロンソウ。 この花の名を確定するのに三日要した。 先日、林床に見て上の二枚を撮影(私のカメラではこのボケ具合が限度)、小さな白い四枚十字花弁と五枚葉を記憶し、家に戻り手持ち図鑑で探す。花の形からタネツケバナの類と推測したがひと通り双子葉…

野田佳彦氏の経済発言を支持する

いかなる経済学者の入れ知恵か知らないけれど、自民党安倍某の主張する国債の日銀無制限強制買取りは現在の泥沼を底無し沼に変えるだけだ。それをしては長期国債の金利が上がると述べた日銀総裁は正しい。紙幣をジャブジャブ印刷して作る景気浮揚など質も実…

福島県にベニモンアゲハ

一昨日出合った彼岸花吸蜜のベニモンアゲハ、翅は傷んでいる。飛び立つまで7回シャッターを押したものの満足な画像を得られなかった。 ジャコウアゲハと同じく胸腹部に紅模様がある。後翅の周縁に連なる紅紋はこの個体の場合三日月形をしていた。図鑑には満…

メタカラコウ

図鑑は深山の植物と記す、私の歩く里山で見るとは思わなかった。深山どころか田畑の平地から20メートル登った谷間、昼なお暗い杉林の中、薮蚊の多いその林床に2株咲いていた。高さ1メートルのものと60センチのもの。道は軽トラがぎりぎり通れる幅、登…

体内被曝、検出せず

事故原発の北西40キロの町に住む。町の南部丘陵地は今も避難指示が出ており人々は仮設や借り上げ住宅に移っている。 今月4週にわたり月曜から金曜まで計20日、1日100人計2000人の体内被曝検査を無料で行なうと町の公報にあった。避難地域の人や妊婦子供が…

犬に吠えられる

どこの犬にも吠えられる。 「人相が悪いからだ」と身内は言う。 そればかりではあるまい、現にその身内のところへ電話をすると電話の向こうからまで吠えられる。 なぜあの犬、今、飼主が話している電話線の向こう、二百キロ離れたその先に厭な男が立っている…

斉藤明美氏を応援する

面識はない。NHKテレビ夜7時のニュース、新聞は『福島民友』『朝日』『読売』の記事だけの印象で述べる。週刊誌やネット記事は読んでいない。 つましく誠実な生活を送ってきたのだろうと想像した。 平田某が逃走資金として受け取った1千万、17年経て…

カントウタンポポ 2態

一茎二花のタンポポ。 どの程度珍しいか知らない。五月にそれぞれ1キロ以上離れた場所で一茎二花のタンポポ、それも西洋タンポポでは見ず関東タンポポのみ。なぜか。 こちらは昨日の関東タンポポ。何の異常もなし。ただ春以外に咲くタンポポは西洋タンポポ…

コナギ、エンシュウハグマ

今年初めて気づいた花二種。 コナギ。 夏の田んぼの花。虫や風に頼らず自家受粉するため花の位置は低い。 エンシュウハグマ。 晩秋の花。葉は地面から少し浮いた位置で輪生状に広がる。分布は東海地方及び秋田県と図鑑は記す。この地では珍しいかもしれない…

地方議会選挙は

20日が県議会と町議会の投票日、今は連日選挙カーが走る。 下は、前回町議会選挙の折に地元新聞へ投書し、例の如く処々変更、意味の通らないセンテンスまで現れ掲載されたその原文。 1行12字。条文の数字は丸囲み字だがウェブに乗らないだろうとて括弧…

五月蝿いとは

部屋で誰かと私が話をしている、そこへ蝿が一匹入ってきたとする、この蝿、必ず私のほうへ来る。 部屋はどこであれ相手が誰であれ、また相手が複数としても蝿は私のほうへ来る。 それを見れば私を虫の好かないヤツとお思いの方は認識を改めるだろう。 バイキ…