路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

ルイヨウボタン、ヤマネコノメソウ、ハナイカダ

 草花を見ながら里山歩き二十年、初めて気づいたルイヨウボタン。
 花弁の色が黄緑ゆえまことに目立たない。

 手持ち図鑑では花弁が明らかな黄色に発色した写真を載せており印刷ミスか。
 葉の形が牡丹に似ていることからの命名、類葉牡丹、メギ科。

 

 同じく黄緑色の花、ヤマネコノメソウ。

 また同じく黄緑色の花、ハナイカダ

 複数花が付くのは雄花。

 

 レンプクソウがこの地のどこかにあるはずと思うが未だに見ていない。今年も花期は過ぎた。
 来月になればクモキリソウを見るだろう。

 五月は里山歩きに良い季節、十年ぶりに歩いた林下の道でかつては一花であったヤマブキソウが二十株ほどの集落を作っていた。

 一キロほどの道のあちらに一花こちらに一花、版図を拡げている。
 この花は紫外線がお嫌いと見え林下を出ない。
 テレビの気象予報士が明日は紫外線対策をなどと言うのを聞くと無性に腹が立つ。ちったぁ紫外線も浴びなきゃ骨は造られねえやと。

 こちらは日光の好きなアケビの花。

 

 街中の路上に子供の腕輪が落ちていた。

 すでにドクダミは咲き始め湿った六月が来る。