路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

ウメガサソウ、タニギキョウ

 私は初めて見た。ウメガサソウ。
 草丈は10cm、花は1cmほど。
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 一昨日の晴天、最高気温も25度と五月の心地良さが戻った日だった。
 葉と花の形からイチヤクソウの仲間と見当をつけたが、茎の色が茶色味を帯び、木質化する潅木かもしれない、そんなことを考えながら家に戻り図鑑を開いた。
 イチヤクソウ科に写真はあり、ネットで確認すると、現在はツツジ科に分類されるらしい。
 月一度は歩く裏山のごく近場にあって、今まで気づかなかったのは私の目が節穴ということ。事実、視野に欠損あり、辞書を引いての調べ物では頻繁に語を見落とす。


 5月1日、谷川沿い、杉木立によって日当たりの悪い道路側に咲いていたタニギキョウ。
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 こちらも草丈は10cmほど。今まで名を知らずにいたのは離弁花を調べていた愚かさによる。


 メスグロヒョウモンのオスとメス。
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 蝶に不慣れなであればヒョウモンチョウの類は皆似たり寄ったりに見えるだろうけれど、見慣れた人でもこのメスグロヒョウモンとミドリヒョウモンのオスはその表側だけで判別できない瓜二つの模様をしている。従って翅を閉じた時の写真も添えなければ充分ではない。そのタイミングにシャッターを切れなかった。


 今年は日毎の寒暖差が大きく、3月には20度越えの日も数多くあり花や鳥は例年より1週早い。