路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

カントウタンポポ、シナノタンポポ、ショウジョウバカマ

 初めてタンポポのガク片にある小角突起を確認した。

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 左がカントウタンポポ。ウェブページで見るヒロハタンポポのような極端な三角ではない。たんなる蓋然性においてこれをカントウタンポポと見る。右のは小角突起なし、これまた福島地域の蓋然性によってシナノタンポポと見る。

イメージ 3これらが山間家屋の土手に1メートルも離れていないところで咲いていた。比較するに充分条件。左がカントウ、右二つがシナノ。私が初めて確認したというのは上の写真のような鋭角の突起、しかし丸いふくらみのものは各所で多く見ている。そこで例えば、上のカントウタンポポは花が開きかけであり右のは一杯に開いている、つまり成長に従い突起の尖りが丸くなりやがて消える、といった植物生態があっても不思議ではないとの疑問が生じた。が、数百メートル歩いたところで、

イメージ 4 半開のシナノタンポポ。突起はない。疑念の霧消。


 今日行った6百メートルの山頂近くにショウジョウバカマ。今年初見。去年初見は4月16日。麓ですでに3花見ていた。山道途中では蕾数花。
イメージ 5イメージ 6 このショウジョウバカマ、標高に比して運が良かった。

イメージ 7樹木の凹みに堆積した土に着床、南面する。
 命とは温みなりけりあんたの春