路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

タウコギ、コセンダングサ、アメリカセンダングサ

 センダングサ属3種。

 タウコギ。
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 字義通り田に生え、葉がウコギに似ているとの名前。茎は水っぽく太め。


 コセンダングサ
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 8月からすでに目にしていた。高さは30~80センチ程度、頭花の苞片は短い。痩果の先は2本の棘になっており通行人や通行獣が新天地へ運ぶ。

イメージ 15 痩果の先は二本の棘と記したが三本もあり。


イメージ 16 これは下のアメリカセンダングサの痩果。棘三本、果は上に比べ幅広い。(10・20追記)

 アメリカセンダングサ
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 高さは30~150センチ。川洲の程よいところでは2メートル近くにもなる。「日本に入ったのは大正時代といわれ今では全国的な雑草になっている」と図鑑は記す。茎が赤黒く、花の下の総苞が葉でもあるかのように長い。


 ヤマトシジミ
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 これはオス。この地で薄青のシジミチョウは9割がこのヤマトシジミ、残り1割を他の似たような数種が占める。ベニシジミより数は多いかもしれない。ただ、かすみ目の身、シジミチョウの種別を探るのは諦めている。小学生の頃人並みに採集の真似をしたものの今はできるだけ殺生を避ける偽善者の心で捕虫網を持たない。

 目はかすみ歯抜け尿漏れ物忘れ

 これは昨年の句。同じ頃、

 二十才には飲みつつ読みしハイヤーム六十今年は山頭火なり