路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

クリンソウ、ヤマブキソウ

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きょう初めて歩いた谷間の最奥にこの花があった。木々の繁りに日照は少ない。紅白の斑ら花を輪生し、三段目はまだ蕾すでに実、根生葉は野菜になりそうな量感がある。初見。
 家に戻り図鑑を調べサクラソウ科のクリンソウと知った。
 ネット記事を数件開いたところ、野生で有名どころはすべて保守管理されている。とすれば、きょうの出会いは幸運かもしれない。
イメージ 7イメージ 8 イメージ 9イメージ 10こちらはひと月前の写真、日照少ない林床の花、この地にさほど多くはない。色合と風情は同じ頃おい林床を彩るヤマブキと相似する。

イメージ 11 こちらがヤマブキ、五枚花弁。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 12 後翅の展開しきれていないウスバシロチョウ。成蝶でありこのまま。

 
 
 
 
 
 
 
 5月25日にホトトギスの初音があった。
  ほととぎすそのかみ山の旅枕ほの語らひし空ぞ忘れぬ 式子内親王
  ほととぎすこのさと山を旅枕去年語りしはボケて忘るる 凡脳
 
 6月23日追記。
 クリンソウ九輪草)は別名シチカイソウ(七階草)と言う。
 輪生花は七段つくのだろうか、きょう再度谷へ行った。
 4株あった。花を終えた子房は5段と4段がふた株ずつ、7段はない。
 1日に蕾と述べたのは実であった。愚かさは生まれつき。
 花は下から咲いてゆき、咲きながら花茎を伸ばす。その日3段の花茎は4段になっていた。
 周囲を覆うのは俗に牛の額と呼ばれるミゾソバの葉っぱ。
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 2016,5,25追記
 今年も咲いている頃だろうと昨日出かけた。
イメージ 14 5株咲いていた。
 1株は赤く、手前の花は黄味を帯びていたけれどカメラ及び操作者の低能により色合が出なかった。左奥の花は白。





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