路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

ヒメオドリコソウ

 6百メートルの山を歩いてきた。今日は風も弱く気温10度を越え、春霞の向こうに吾妻安達太良があった。
 麓ではヒメオドリコソウが咲き始めた。
イメージ 1帰ってノートを見たら去年の初見は1月8日とある。一昨年は3月11日。全政治家に倣ってコメントは差し控える(合理的説明の能力がない)。

イメージ 2ナズナの新しい花穂も。

イメージ 3ハコベも花を。

 今年の福島県会津地域は雪が多く、私の住む中通りや、東側の浜通りでは少ない。十年来、季節がじわっと後ろ寄りにずれている感はあり、二月か三月に大雪が来るかもしれない。明日からまた冬寒の天気予報。
 何年か前のひどく暑かった夏のこと、近所の年寄りが言った。
「なんぼ暑いったって寒いよりましだぞい」
 寒い日の洗濯などはゴム手袋をしてもやろうけれど、例えば白菜の漬物を出しての水洗いは冷水を使う。日常に寒さは寄せ山間の一軒家に老人夫婦で暮らす例は多い。いかばかりか。

イメージ 4冬木立絡まるものを際立たせ

 冬枯れのそまやま道に散る雪の老婦農夫のかがまりて行く


イメージ 5これも初夏ともなれば
 木を枯らしおのれ藤のみ花盛り