路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

オオケタデ、サンカクイ、カヤツリグサ

 オオケタデ
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 江戸期に帰化した栽培種が野生化。


 サンカクイ。
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 茎が三角の藺草。


 カヤツリグサ。
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 これも茎は三角。十年前、植物の観察に目覚めるまでシソの茎が四角であるのを知らなかった。そして今、三角の茎を知る。このカヤツリグサの小型にアゼガヤツリがあるのだけれどまだ分別できずにいる。


イメージ 7 ヨウシュヤマゴボウの実が熟し始める。


 ベニバナボロギクを散見するようになった。
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イメージ 10 何の幼虫か知らないがこの青虫は生きている。なぜか蟻は死物を運ぶと思い込んでいた。蟻さんがどうのこうのという童話の影響かもしれない。蟻酸という武器があるのは承知しているが現実にこのような活物捕獲の行動をする。例によって飯時の傍のできごと。哀れなは青虫、何ら攻撃用の武器を持たない。初めは胸赤蟻一匹が噛み、青虫は身を丸め、また伸ばし苦悶、そこへ蟻の二匹目が加勢にやってきたところの図。
 ゴマシジミという蝶の幼虫は地中の蟻の巣へ入り込み、蟻の幼虫を食べて育つという。その蟻の巣はこの腰赤蟻の巣ではあるまい。


 上の文、誤り。ゴマシジミの幼虫が蟻の巣に入って幼虫を食べると蝶の図鑑で読んだ際、脳裡に思い描いたのは絵柄は、蝶の幼虫が匍匐前進、蟻の巣に侵入する形だった。それが間違い。クシケアリはゴマシジミの幼虫が分泌する蜜が欲しいため数匹がかりで巣へ引っ張り込む。蟻自身、自分らの幼虫が食べられるのは黙認する形である(子供を放置餓死させた親を非難するジャーナリズムは蟻の世界にない)。蝶の幼虫は穴の中で羽化し、翅が伸びきらないうちに地上へ出る。そのゴマシジミ、産卵するのはワレモコウ。
 また、カタクリの種子には蟻の餌となるゼリー(エライオソーム)が付いており、蟻は巣に運んでゼリーを食べ、種は食べない。そこから新しいカタクリが芽吹く。
 以上、きょう見てきた子供用の昆虫図鑑から得た知識。  9月1日追記