路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

マルバスミレ、アケボノスミレ、ヒゴスミレ、再び変異体タチツボスミレ

 昨日今日と快晴の暖かな日。明日明後日とまた雨の寒い日になるとの予想。今行かずんばとて600メートルの里山へ出向いた。


 これは山地でなく麓の県道土手にあったマルバスミレ。
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イメージ 3 側弁のヒゲは一本か二本、無いに等しい。数メートルの土手に散見するもみなヒゲの無いもの。


 下は山道で見たアケボノスミレ。葉と花茎が離れて地上から出てくる。今年初見。
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 ヒゴスミレ。スミレに似つかわしくない深裂葉を持つのが特徴。同様のエイザンスミレとは葉の細さ、3深裂、5深裂かで分別する。しかし、どちらとも言えない個体が多い。
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 この山は県でも名のある低山でおまけに名前がちょいといい、登山客は多く、砂埃の立つ里山の登山道などここぐらいかもしれない。きのうの晴天におそらく多数来たはず埃塗れに気の毒なスミレ。後日、別の地でみずみずしいところも掲載したい。


 再び変異体。これは上記のマルバスミレから少し離れたところにあった。
 スミレの花は上弁2枚、側弁2枚、唇弁1枚の構成であるはずが。
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 唇弁が2枚の変異、キョも2つ。花弁が6枚の変異体。

イメージ 12 根を同じくした見かけ上5枚花弁のスミレも側弁にキョがあった。これは側弁の脱落、唇弁が3枚かもしれない。