路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

草花

サワヒヨドリ、ミズヒキ、ヤブツルアズキ

サワヒヨドリ。 ミズヒキ。 名前の由来となった赤白の花弁と見えるのはガク。 ヤブツルアズキ。 花の色と形は一見ミヤコグサかと思える。花弁の巻きが違い、これは蔓草。3出葉は2枚と1枚が対面する形、この理由をご存知の方はお教えいただきたい。 野にワ…

ユウガギク、ヤブタバコ、オケラ

ユウガギク。 ヤブタバコ。 オケラ。 右側のは3週間前の図、囲みがまだ緑。この呼称には若い時から馴染あり。 オオニガナ、再び。 以前「割合まれな」との図鑑語を引用し得意気に述べたオオニガナ。きょう歩いた丘陵地に5,6株見る。葉は互生し有翼の柄、…

ミゾカクシ、オトギリソウ、チヂミザサ

ミゾカクシ。 今年初めて気づいた田んぼの花。径1センチ、上唇は2裂し下唇は3裂、別名アゼムシロ。 オトギリソウ。 今は盛期を過ぎて衰退期に入っている。 チヂミザサ。 このノギはズボンに付く。 キイトトンボ。 コムラサキ。オス。メスの場合は黒い点が…

オオケタデ、サンカクイ、カヤツリグサ

オオケタデ。 江戸期に帰化した栽培種が野生化。 サンカクイ。 茎が三角の藺草。 カヤツリグサ。 これも茎は三角。十年前、植物の観察に目覚めるまでシソの茎が四角であるのを知らなかった。そして今、三角の茎を知る。このカヤツリグサの小型にアゼガヤツリ…

ヒヨドリジョウゴ、ヤマホロシ、アキノノゲシ

ヒヨドリジョウゴ。 茎には細い毛がびっしり。 ヤマホロシ。 花の形はヒヨドリジョウゴと相似。葉の形が違い、茎の細毛立ちもない。 アキノノゲシ。 きょう歩いた丘陵地にヤマジノホトトギス、完全に開いてはいない。今年初見。 サワヒヨドリも咲き始め。 キ…

タケニグサ、オトコエシ、コバギボウシ

季節外れになる前にアップ。 タケニグサ。もう枯れ色が始まっている。 場所によっては2、3メートルにもなる。下は出始めの7月11日、若い姿。 オトコエシ。 コバギボウシ。今ではすっかり花が落ちた。 フシグロセンノウ。今年初見は8月9日。 その近く…

ミソハギ、ノブキ、クサボタン

ミソハギ。 葉対生、花弁4~6枚、ガクは筒状。 ノブキ。 葉柄に翼あり。 クサボタン。 葉は3出複葉、狭い鐘形の花は先が反り返る。 標高600メートルの山道に栽培品種。 昨年の写真を整理していたら出てきた一枚。 青空におれもお前も昼行灯 役所と経済…

シラヤマギク、ナンバンハコベ、ミヤコグサ

シラヤマギク。 舌状花の数は少ない。根に近いほうの葉の茎側の形が心形よりだんだん切形に近くなる。 ナンバンハコベ。 派手さはないが反曲する花弁に愛嬌がある。 ミヤコグサ。 花期が長い。4月5月に道の斜面に旺盛を極め、いったん花が消えたと思いきや…

イケマ、ガガイモ、キンミズヒキ

とある蝶図鑑にはアサギマダラの食草としてキジョランの他にイケマも記していた。イケマならこの地にもある。 袋果は10センチほど。 同じ属のガガイモ。 キンミズヒキ。 今年初見は8月2日。 アゲハチョウ。夏型。 ダイミョウセセリ。 クジャクチョウ。子…

オニドコロ、ボタンヅル、ヤブラン

オニドコロ。雄株、花序が立つ。 雌株、花序は下がり、果は3翼。 ボタンヅル。 同じ花で葉の周縁が平滑なものを見、写真にも撮り、センニンソウかもしれないと後日確かめに行った。何のことはない、ヤイトバナの葉だった。今の季節、蔓に蔓が絡み花の下に見…

オニノヤガラ、オオニガナ

オニノヤガラ。今年初見。 一本立があり、数メートル離れて二本立。下の一花は開いていた。 オオニガナ。初見。 一メートル以上あるニガナ。図鑑には「割合まれな多年草」、こんな言に弱い。思わずグフフの忍び声。花期は9月から11月とも書いてあり再びグ…

クモキリソウ、ヒヨドリバナ、ドクゼリ、ママコナ

クモキリソウ。 葉は二枚、縁が波立ち花はトンボタイプ。地味この上ないラン。 ヒヨドリバナ、咲き始める。 この花は蝶を集める。 ドクゼリ。 湿地に生え花の集合は円形をとる。 ママコナ。今年初見。 ヤマユリ、咲き始める。 緑の壁、これはクズの壁。

アギナシ、シデシャジン、サワギク、オトギリソウ種?

梅雨明けした昨日の写真。 田んぼにアギナシ。私をこれをオモダカと呼んでおり、アギナシの名を知ったのは五分前。 シデシャジン。他の角度からの写真もあったのにあまりに変な形ゆえ栽培品種の零れと思い込み削除してしまった。愚かさの果てなむ国をきょう…

ネジバナ、ヨウシュヤマゴボウ、マメグンバイナズナ

ネジバナ。 先週咲き始めた。右側の写真に目を凝らしていただきたい。真ん中は右巻き、両側は左巻き。いかなる因子によって巻きが異なるかご存知の方はお教えいただきたい。後日、花の並びでそれが明瞭な写真が撮れたら再度アップ。 ヨウシュヤマゴボウ。 実…

チダケサシ、ヤブレガサ、オカトラノオ

チダケサシ。葉は奇数羽状。 ヤブレガサ。 オカトラノオ。 オミナエシ。今年初見。 ヤイトバナ。今年初見。 ヒヨドリバナ。開花寸前。 梅雨に咲くネム。

ヤブカンゾウ、キカラスウリ、コゴメツメクサ

ヤブカンゾウ。 キカラスウリ。 雌雄異株と帰ってから図鑑で知った。どちらか花序の映像が未熟。葉は照りがある。 コゴメツメクサ。 図鑑では「中部地方以西」と記すが確か去年も見ている。 きょう行った山の麓では葉タバコが花を咲かせていた。 数年前、次…

ウツボグサ、オオバジャノヒゲ、ヒメヤブラン

一昨日の写真。 ウツボグサ。 その花にスジグロシロチョウ。今年、あるいはこのひと月半ほどだがスジグロシロチョウよりモンシロチョウが多い。いや、関心のない方には何の意味もなかろうけれど、説明すれば、モンシロチョウとスジグロシロチョウ、高名さに…

ヨツバヒヨドリ、シシウド、マタタビ

きのう、梅雨の晴れ間ともいえぬ曇天、時に一瞬の陽は差すも小雨混じる。 ヨツバヒヨドリ、咲き始める。 期待した蝶、アサギマダラの姿はなかった。このヨツバヒヨドリの盛期が過ぎるとヒヨドリバナが咲き、ヒヨドリバナの盛期が過ぎるとサワヒヨドリが咲く…

オオイタドリ、ノビル

オオイタドリ。群生。 3月の新聞記事で、イギリスに移植されたイタドリがコンクリートを突き破り塀をも破壊するというのでイタドリマダラキジラミを輸入したとの報道を読んだ。 ノビル。住宅地の側溝隙間に出ていた。 ビショウギク。撮影は29日だが初見は…

ドクダミ、コウゾリナ、ホタルブクロ赤

きのうは午後から雨の予想も朝は晴れていた、そこで裏山へ。 町なかの路傍や庭先に一週間前から咲き始めていたドクダミが山路にも盛んになった。 白い花弁に見えるのはガク。たいてい大きさも不揃い。三枚だけ開き、まだ一枚は花序にくっついている状態の花…

イチヤクソウ、トリアシショウマ、ミヤマナルコユリ

きょうの朝は雨、上がった後に近場へ。 イチヤクソウが2株咲いていた。今年初見。 きょう、リストを作成した。さんざ能書きを垂れたスミレにしてもその代表、スミレという名のスミレすらアップしていないのに気づく。そのうち気が向いた折にでも季節外れの…

ヤマホタルブクロ、ヤマタツナミソウ、サイハイラン

きょうのこちらは30度を越えた晴天、以前「夏日には脳ミソなんかねえどオラ」の発句をものしたら「夏日だけか?」の横槍が入った。その通り。しかし、顔が悪い頭が悪い金がない、積年の三重苦もヘレン・ケラーに較べればものの数でもあるまい。 ヤマホタル…

ハルジオンとヒメジオン、ヤグルマソウ、ユキノシタ

図鑑を見たらハルジオンとヒメジオンの違いは4つ、昨年まで私は蕾が垂れるかどうかの1つしか知らなかった。 (1)花期の違い。この地でハルジオンの今年初見は5月4日、ヒメジオンは6月5日。 盛夏を過ぎるとハルジオンは次第に消え、ヒメジオンは晩秋…

ノアザミ、スイカズラ、ホタルブクロ、シモツケソウ

昨日この地では震度4の地震を計測したが山にいて気づかなかった。もとよりすべてに鈍感ではある。 ノアザミ。 今や盛ん。 スイカズラが咲き始めた。 ホタルブクロ。今年初見、昨年初見は6月4日だった。 シモツケソウ。これは7日初見の写真、昨年初見は8…

アヤメ、キショウブ

昨日今日歩いたのは谷間の道。 アヤメ。 キショウブ。 3月14日にアップした記事の中でかつてお籠り堂があったと述べた同型のものがここにあり、いや、あった。起伏を無視した直線距離なら2キロほどの場所。同じような谷間、林の中の小さな滝、石の不動尊…

キツネアザミ、ノカンゾウ、ブタナ、カラスビシャク

今日歩いたのは山ではなく舗装路、農道、川岸の道。 まだら雲とまとまり雲がある半青空。すでに五月も終るというのに雲が太陽にかかっての風は秋風のような涼風。 キツネアザミ。 ノカンゾウ。こんなに早く見るのは初めて。 ブタナ。 花冠の先が浅く5裂する…

フタリシズカ、オオマムシグサ、ニョイスミレ

きのう歩いたのは山とも言えない丘陵地。 フタリシズカ。今年初見、昨年初見は5月11日。 オオマムシグサ。 図鑑では60~80cmと記すがこれは1mをさらに越えている。よほど地面の相性が良いか。 ニョイスミレ。 薄紅花弁の個体もある。 葉の形は円心…

ササバギンラン、ギンリョウソウ、ヒゴエイザンスミレ

ササバギンラン。今年初見。 長年ササバギンランの名を知らずこれをギンランと思っていた。明瞭な違いは花が葉柄から出ればこれ、ギンランは総状につく。図鑑では花の高さを言うがきょう見た3株とも30センチ以下の若い茎。 ギンリョウソウ。今年初見。昨…

サギゴケ、ムラサキサギゴケ、オウギカズラ、ノミノツヅリ

きょうは雨に降り込められ手許写真から路傍の花を。 きのうはホトトギスの初音があったことを書き漏らした。 サギゴケ、ムラサキサギゴケ。 白花をサギゴケ、色あるほうをムラサキサギゴケと呼ぶ。母種はムラサキサギゴケのほうであり、この命名は逆順になっ…

カタバミ、ハタザオ、ツメクサ、コバンソウ

昨日と一昨日が7月の暑さ、今日は曇天。路傍の草花。 カタバミ。 ハタザオ。 ツメクサ。赤、白。 コバンソウ。やがて黄金色に。 久しぶりにアゲハモドキを見た。これは蛾に属する。