路傍の草、野辺の花

凡脳ブログ(佐藤幹夫)

#福島県

役人の愚痴

きのう3月24日『福島民友』紙2面の記事を引用する。 標題は「政府への不信あらわ」、副題は「”頭ごなし”の対応に県」 ……首相が23日、県産野菜の「摂取制限」を佐藤雄平知事に指示したのをはじめ、枝野幸男官房長官らが連日、政府の対応策を発信してい…

揺れて後(2)

3月15日 この日から寒くなった。前日最高気温は19度、きょうは9度。 山の斜面が崩れている。ここを通るのは数週間ぶりで地震によるものかそれは不明。 福島第一原発2号機で爆発、4号機に火災、3号機から高濃度の放射能漏れ。20~30キロ圏内に屋…

揺れて後(1)

頻繁な余震はまだ続いている。 私の住む町は福島県阿武隈山系の中、浜通りと中通りの中間に位置する川俣町。地盤は広く花崗岩が岩盤となって地震の影響は少ないと昔から言われている。3月11日の震度は6弱だった。 棚や箪笥の上に載せていたものはすべて…

怒りの葡萄の種

皆様お馴染み、山のゴミの山。概ね舗装道斜面と脇道歩行50メートル内。 舗装林道の斜面はゴミだらけ。 右下のは運転手が昼飯休憩をする県道ポケット部のガードレール越し斜面。したがってコンビニゴミが多い。 何かのチェーンが見える。家庭ゴミではなく産…

横断歩道

何を隠そう私は石部金吉と揶揄されるほど物堅い男である。曲がったことは大嫌い、世の中すべて杓子定規にぴったり納まっていなければ気が済まない性分だ。 したがってこの横断歩道を渡れない。 一般に横断歩道といえば歩道から歩道へゼブラゾーンが設定され…

シシガシラ、コタニワタリ、チャセンシダ

シダ類3種。 シシガシラ。 葉は単羽状、束の中に枯れているのは胞子葉。 コタニワタリ。 葉の基部は心形。 チャセンシダ。 上の2種と較べこれはどこにでも散見する。葉柄と中軸が紫褐色。 さらにもっと数多いシダもあるのだがいまだ種を特定できない。シダ…

キクタニギク、ノキシノブ、ヤブソテツ

キクタニギク。 ある山の一斜面にこれが無数に点在していた。反対斜面ではまったく見ず、別の白小菊が同じ頻度で点在、何か棲み分けの原理でもあるのか知れない。菊は栽培種との識別が未だ出来ず名に迷う。 ノキシノブ。 昨日は東、今日は西、明日は南かはて…

ハルノノゲシ、アメリカイヌホオズキ

ハルノノゲシ。 名前は春でも通年散見する。 アメリカイヌホオズキ。 初見。外来種。イヌホオズキは葉の周縁に鋸葉がない。 上は昨日の写真、ハルノノゲシはとてものことに季節外れと思いきや、とある桜がちらりと咲いていた。 十月下旬に冬の寒さが続いた。…

フユノハナワラビ、コウヤワラビ、ヒメクグ、タマガヤツリ

路傍の草。 フユノハナワラビ。 胞子葉と栄養葉を持つシダ類。ナツノハナワラビは胞子葉が縦に裂けるという、それは見ていない。なぜかこれは田の土手などあるところにはたくさんあるが茎を接しての密生はしない。 コウヤワラビ。 こちらも胞子葉と栄養葉が…

センブリ、リンドウ、ヤクシソウ

センブリ。 リンドウ。 ヤクシソウ。 花期は5~7月なのに10月末のきょうヒレアザミ。 土手に薄青の菫あってタチツボと思いしがこれは栽培品種。 マメヒラタアブがノハラアザミに。 先日幼稚園側を通りかかったら子供らが言葉ふざけ、半世紀前に私らも言…

タウコギ、コセンダングサ、アメリカセンダングサ

センダングサ属3種。 タウコギ。 字義通り田に生え、葉がウコギに似ているとの名前。茎は水っぽく太め。 コセンダングサ。 8月からすでに目にしていた。高さは30~80センチ程度、頭花の苞片は短い。痩果の先は2本の棘になっており通行人や通行獣が新…

リュウノウギク、オオバショウマ、ナギナタコウジュ

リュウノウギク。 この花は白い舌状花と3~5中裂して縁取りの柔らかな感じの葉でそれと知る。今年初見。 オオバショウマ。 せめてもう一週早く来ていれば花穂一杯の姿であったろうに、もう終りかけ。 ナギナタコウジュ。 薄紫の花が一方方向に向く。左は何…

メハジキ、シオン、アキノキリンソウ

メハジキ。 シオン。 自生ではないはずだがあちらこちらの田畑土手に見る。立ち姿がすっきりして良い風合だから草刈でも残すのだろうか。 アキノキリンソウ。 ツルケマンの実。 カナムグラの実。

メナモミ、コシオガマ、ヤマハハコ

メナモミ。 筒状花と舌状花。総苞片5個、腺毛あり、全体に毛深い。 コシオガマ。路傍に散見。 茎に腺毛あり、花弁の内側にも長く密生。 ヤマハハコ。 昨日歩いた道、毎年ここだけに見る ゲンノショウコの神輿形になった朔果を見る。 フクラスズメという蛾の…

オオバコ、ヘラオオバコ、サクラタデ、コカラマツ

オオバコ。 雑草の雄オオバコ。アップしておかないと終ってしまう。 ヘラオオバコ。 これはとうに終って7月の写真。 サクラタデ。これはきょうの写真。 コカラマツ。 成育途上のアキカラマツと思い写したが図鑑を見たらコカラマツ。 ママコノシリヌグイが結…

イヌタデ、ハナタデ、ヤマハッカ

イヌタデ。 別名、アカマンマ。 ハナタデ。 花の付きがまばら。 ヤマハッカ。 ガガイモ、まだ咲く。 今年のミゾソバは例年になく繁茂し花も葉も大きめな感がある。 キクイモ盛ん、高く咲くのが心地よい。 ツバメシジミ。 ヤマトシジミに色合、雰囲気は似てい…

クワクサ、オトコヨモギ、チチコグサ

クワクサ。 雌雄同株、ムカゴのような形で雄花雌花が集散花序を作る。 オトコヨモギ。 チチコグサ。 花期は5~10月と図鑑にあるが初めて気づいた。まことに目立たない、蜘蛛のオス、人界の亭主同様。 昨日までの雨に変りきょうは青空。 気温10~20度…

アブラススキ、イボクサ、チカラシバ

アブラススキ。 イボクサ。 田の草、淡い紅色はゆかしく清しい、なのにがさつなイボの名、昔はこの草をつけて疣を取ったとか。ツユクサの仲間、茎の立ち様は同じ。 チカラシバ。 引き抜くに力要するチカラシバ。見るからに荒々しくふてぶてしい。江戸時代、…

アレチウリ、オオアレチノギク、ヨモギ、ヤブマメ

稲刈りの始まった田もある。 アレチウリ。 旬日前にはクズの花が最盛期だったが今はこのアレチウリ、ここかしこで緑の絨緞をなしている。左は実。 オオアレチノギク。 丈50cm前後のアレチノギクより高く、1m前後になる。大正時代の帰化植物。 ヨモギ。…

ノハラアザミ、ツルケマン、アオズミ

猛暑日が去った。 ノハラアザミ。 佇まいは春のノアザミに等しいがこちらは苞や茎がクモ毛に覆われ粘らない。 ツルケマン。 秋に咲くケマン、葉は2,3回3出複葉。 アオミズ。 葉の三本の主脈が特徴もこの写真では不明瞭。 ツリフネソウ。沢沿いに盛ん。 …

センニンソウ、ヤブガラシ、オオイヌタデ

きょうのこちらは曇天と小雨、最高気温30度、短パンとTシャツでそれが涼しく感じるのだから人の心は勝手なもの。 センニンソウ。 花の形はボタンヅルと似るも葉に鋸歯なく、出方もボタンヅルが3出複葉に対しこちらは5小葉の羽状複葉とのこと、当被写体…

サワヒヨドリ、ミズヒキ、ヤブツルアズキ

サワヒヨドリ。 ミズヒキ。 名前の由来となった赤白の花弁と見えるのはガク。 ヤブツルアズキ。 花の色と形は一見ミヤコグサかと思える。花弁の巻きが違い、これは蔓草。3出葉は2枚と1枚が対面する形、この理由をご存知の方はお教えいただきたい。 野にワ…

蝶リスト

蝶リスト アオバセセリ100530 アカタテハ101128 アゲハチョウ100816 アサギマダラ100719 イチモンジセセリ100715 イチモンジチョウ100619 ウスバシロチョウ100525 ウラギンシジミ100621 100909 オオ…

ユウガギク、ヤブタバコ、オケラ

ユウガギク。 ヤブタバコ。 オケラ。 右側のは3週間前の図、囲みがまだ緑。この呼称には若い時から馴染あり。 オオニガナ、再び。 以前「割合まれな」との図鑑語を引用し得意気に述べたオオニガナ。きょう歩いた丘陵地に5,6株見る。葉は互生し有翼の柄、…

ミゾカクシ、オトギリソウ、チヂミザサ

ミゾカクシ。 今年初めて気づいた田んぼの花。径1センチ、上唇は2裂し下唇は3裂、別名アゼムシロ。 オトギリソウ。 今は盛期を過ぎて衰退期に入っている。 チヂミザサ。 このノギはズボンに付く。 キイトトンボ。 コムラサキ。オス。メスの場合は黒い点が…

オオケタデ、サンカクイ、カヤツリグサ

オオケタデ。 江戸期に帰化した栽培種が野生化。 サンカクイ。 茎が三角の藺草。 カヤツリグサ。 これも茎は三角。十年前、植物の観察に目覚めるまでシソの茎が四角であるのを知らなかった。そして今、三角の茎を知る。このカヤツリグサの小型にアゼガヤツリ…

ヒヨドリジョウゴ、ヤマホロシ、アキノノゲシ

ヒヨドリジョウゴ。 茎には細い毛がびっしり。 ヤマホロシ。 花の形はヒヨドリジョウゴと相似。葉の形が違い、茎の細毛立ちもない。 アキノノゲシ。 きょう歩いた丘陵地にヤマジノホトトギス、完全に開いてはいない。今年初見。 サワヒヨドリも咲き始め。 キ…

タケニグサ、オトコエシ、コバギボウシ

季節外れになる前にアップ。 タケニグサ。もう枯れ色が始まっている。 場所によっては2、3メートルにもなる。下は出始めの7月11日、若い姿。 オトコエシ。 コバギボウシ。今ではすっかり花が落ちた。 フシグロセンノウ。今年初見は8月9日。 その近く…

ミソハギ、ノブキ、クサボタン

ミソハギ。 葉対生、花弁4~6枚、ガクは筒状。 ノブキ。 葉柄に翼あり。 クサボタン。 葉は3出複葉、狭い鐘形の花は先が反り返る。 標高600メートルの山道に栽培品種。 昨年の写真を整理していたら出てきた一枚。 青空におれもお前も昼行灯 役所と経済…

シラヤマギク、ナンバンハコベ、ミヤコグサ

シラヤマギク。 舌状花の数は少ない。根に近いほうの葉の茎側の形が心形よりだんだん切形に近くなる。 ナンバンハコベ。 派手さはないが反曲する花弁に愛嬌がある。 ミヤコグサ。 花期が長い。4月5月に道の斜面に旺盛を極め、いったん花が消えたと思いきや…